フランスでオーバーブッキングした話
JAL、オーバーブッキングで欠航 乗客全員に2万円、お詫びと追加補償検討 - トラベルメディア「Traicy(トライシー)」
先日JALのオーバーブッキングがニュース(上記事参照)になっていましたが、私も以前オーバーブッキングで飛行機に乗れなかった経験があります。
今回はその時の話です。
1.オーバーブッキングとは?
航空会社は、航空券を販売する際にあらかじめ当日のキャンセル分を見越して、座席数より多めに販売することがあります。
しかし当日、見越していたキャンセル数よりキャンセルした人が少なく、座席が足りなくなりオーバーブッキングが発生します。
当日キャンセルする人なんているの?と思いますが、航空会社の方に聞くと、ヨーロッパやアメリカは普通にいるとのことでした。
2.オーバーブッキング発覚
2016年の春休み、大学2年の頃の話です。
友達3人とヨーロッパ旅行へ行き、帰国便に乗ろうとパリのシャルルドゴール空港に行きました。夕方発の日本への直行便で、航空会社はエールフランス航空です。
空港に着き、発券機でチェックインをしました。
しかし、エラーが表示され一向にチェックインができませんでした。
嫌な予感がしました。
予感は的中し、なんとオーバーブッキングで
「次の日の朝の便に振り替えてくれないか?」
とのことでした。
次の日は特に何もありませんでしたが、
「空港泊はちょっとな・・・」
と思い、渋っていました。
3.スーツの男性の登場で事態が一変
渋っていたら、奥のほうからいかにも偉そうなスーツの男性が私たちのもとに向かっていました。
すると男性が、
「お詫び金600ユーロと、宿泊場所を提供するからお願いできないか?」
と言ってきたのです。
本当にびっくりしました。
と同時に、ニヤつきを抑えるのが大変でした。
即決で「Yes!of course!!」
さっきまで渋っていたのがウソの様です。
旅行中に使ったお金がすべて戻ってきた感じでした。
ちなみに飛行機は定刻通りに飛んだそうです。
4.ホテルを手配してくれた
泊まったホテルはシャルルドゴール空港内にあるトランジットホテルでした。
まだ出来たばかりでとても綺麗で、朝食も付いていました。
もちろん手続きや支払いも航空会社の方がしてくれました。
5.お詫び金について
お詫び金は600ユーロ+食事券20ユーロ分でした。
※当時のレート:1ユーロ=約120円
食事券は空港内のお店で使える商品券のようなものでした。
支払方法はVISAもしくは、MasterCardのクレジットカードを提示し、後日クレジットカードに振り込まれるという仕組みでした。
現金振り込みではなく、カードの引き落としの際に600ユーロ分プリペイドカードのように支払われました。
5.オーバーブッキングの裏事情
※ここからはあくまでも推測になります。
なぜ私たちが数多くの乗客の中から選ばれたか?
学生であったためだと考えます。
航空会社側をランダムに選んでいると言っていましたが、社会人のように次の日に予定がありそうな人ではなく、暇そうな学生だったからだと推測しました。
お詫び金が高すぎない?
お詫び金はあらかじめ決まっていたわけではないようです。
ネットで調べると、600ユーロの人もいれば300ユーロ程度の人もいるようです。
交渉次第という噂も出ています。
また、JALは約400人に2万円となっておりましたが、私たちは4人だったため高額になったのではないでしょうか。
6.まとめ
エールフランス航空の対応は本当に素晴らしかったと感じました。
また、人数を確定させなければ出発できないため、お金で解決するしかなかったのでしょう。
私的には、ありがたいですが・・・
JALの件は、人数が多すぎたため承諾する人が集まらなかったのは仕方ないのなとも思います。
以上、貴重な経験をした話でした。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
ツイッターアカウントです↓
フォローしていただけると嬉しいです!